アメリカのマーケティングリサーチ会社ニールセンの最新調査によると、アメリカ携帯電話加入者の内スマートフォンユーザーが43%に上ることが明らかとなりました。また、18歳~44歳においては50%以上がスマートフォンユーザーであり、スマホが若い世代を中心に急速に浸透していることを浮き彫りとさせました。
この調査は、アメリカの今年の第3四半期のものですが、グラフを見ると分かる通り、全年代において短期間で急速にスマートフォンユーザーが増加しています。
さらに、25歳~34歳の若者世代では62%がスマホユーザーであることが分かりました。
(左)モバイル市場におけるスマホの円グラフ、(右)基本ソフト別のシェア
また、スマホの基本ソフト別の内訳を見てみると、グーグルのアンドロイド43%に続き、アップルiPhoneのiOSが28%、日本ではあまり使われていないノキアのブラックベリーのRIMが18%、マイクロソフトのWindows Mobileが7%、残り4%がその他ととなっています。
一見アンドロイドが優位に見えますが、アンドロイドは複数の企業のスマートフォンに採用されているのに対し、iOSはアップルのiPhoneのみに対応しているため、数字以上にアップルがグーグルを追い上げている可能性があります。
あくまで、これらのデータはアメリカのものなので、日本にそのまま当てはめることはできませんが、日本においてもスマホユーザーの増加とアンドロイドとiOSの二極化が進んでいることが想定できます。
今後、インターネットとモバイル市場はスマートフォンの増加によってどのように変化していくのでしょうか。