ウィキペディア (Wikipedia) はウィキメディア財団が運営するインターネット百科事典。すなわち、今閲覧しているこの百科事典のこと。コピーレフトなライセンスの下、誰もが無料で自由に編集に参加できる。世界各地の言語で展開されている。(参照:Wikipedia)
ジミー・ドナル・ウェールズ(Jimmy Donal Wales、1966年8月7日[1] – )は、ウィキメディア財団の名誉理事長で、同財団が運営する百科事典プロジェクト「ウィキペディア」の創始者、プロジェクトリーダー。Bomisの筆頭株主、ウィキウィキサイトのホスティングサービス「Wikia」の CEO でもある。ジンボ・ウェールズ(Jimbo Wales)の愛称で呼ばれる。(参照:Wikipedia)
そんな、ウィキペディアを作ったジミー・ウェールズが「寄り合い所帯のボランティア」を集め、ウィキペディアを共同制作するためのツールを提供し、ウィキペディアを作成した過程を振り返ります。ウィキペディアは自己組織型、自己修正型で、常に未完のオンライン百科事典です。
講演の動画は以下から
動画に出てくる数値は2005年当時のもので、2010年8月現在、約270の言語版の記事数の総計は1600万以上に上り、最も多い英語版が約340万件、英語を除く諸言語版の合計が約1320万件となっている。またAlexa.com の全インターネットを対象とするアクセスランキングでは、20位以内に入っている。(参照:Wikipedia)
ウェキペディアの運営方法が他の企業などの組織と大きく違うところは、ボランティアなど不特定多数の人々が自由意志によって組織化・コミュニティーを形成し作業を行っているところである。
また作成される記事のレベルはとても高く、人間が何かを生産する上で大切なものはお金だけではないことを証明している。
これは以前ご紹介した「やる気に関する驚きの科学」をご覧いただければ納得できる。
2005年以降も発展し続けるウィキペデイアは、今後このようなウィキペディア型の組織と生産方法が着実に増えていくことを示唆している。