子供のころに思い描いていた未来はすぐそこまできているのかもしれません。
韓国ソウルの地下鉄の駅に世界初のスマートフォンユーザー向けのバーチャルストアがオープンしました。
宣陵駅にあるこのバーチャルストアは、世界第3位ののディスカウントチェーンでありカラフルなカリフラワーを販売するなど奇抜な販売戦略を行っている「テスコ」が出店したものです。
販売システムは、買い物客が並べられた商品の写真の下についているQRコードをスマートフォンで読み込み、ネット上のショッピングカートから決算することで家に商品が送り届けられるというものになっています。
商品は、食品、電子機器、事務用品、洗面用具など約500アイテムが取り揃えられており、客は好きな時間に好きな商品を好きなだけ買うことができます。
現在は、このバーチャルストアを利用するためのアプリをアップルが許諾していないため、アンドロイドスマートフォンでしか利用することができないそうです。
韓国で始まったこの面白い試み、ネットやスマートフォンを持っていなければ買えずわざわざお店まで行って実物も見れずに商品を購入することに意味があるのかは疑問ですが、重たい荷物を持って帰る手間を省け、難しい操作をせずに商品を買えるのはいいかもしれません。また、商品陳列の場所を取らないため、いろんな場所に設置できるのも強みですね。
輸送技術やインターネットなどが普及しているからこそ出現する新しい形態の販売戦略。これを皮きりに、今後もいろんな「物の売り方」がでてきそうですね。