煙のように見えるこの物体はいったい何に見えますか?
実はこれは蜘蛛の巣なんです!
パキスタンでは昨年起こった洪水によって数え切れない数の蜘蛛が木の上に逃げてとんでもない大きさの蜘蛛の巣を張り巡らしているそうです。
洪水の規模が大きく、さらに水が引くのに時間がかかっているため蜘蛛たちが長期間に木から下りられなくなったためこのような現象が起こったようです。
このような珍事をシンド州の人たちは歓迎しているようです。
本来は洪水によってできた水溜りから蚊が大量発生するそうなんですが、この蜘蛛の巣によって蚊の大量発生が抑えられているとのこと。
蚊がマラリアを媒介するため蚊の減少はマラリアのリスクを減らすことにつながっています。
それにして、見渡す限りの木に蜘蛛がてんこもりいると考えると、水が引いて蜘蛛が木から下りてきたらそれはそれで一大事のような気がします。