「ほうれん草でパワーアップするものは?」という質問を投げかけると、多くの人は「ポパイ」と答えることでしょう。ところが最新の研究では、この答えに「太陽光パネル」が加わるかもしれません。
アメリカ・テネシー州のバンダービルト大学の研究チームは、ほうれん草に含まれるたんぱく質が太陽光パネルの発電効率を2.5倍に引き上げることを発見しました。
今回発見された太陽光パネルの発電効率を上げるほうれん草のたんぱく質「PS1」は、植物が光合成によって光をエネルギーに変えるために使われているもの。研究チームは、既存のシリコン製太陽光パネルにこのたんぱく質を加えることで発電効率を2.5倍に引き上げることに成功しました。
主任研究者であるDavid Cliffel教授によると、3年以内にはこの技術を応用した太陽光パネルの生産が可能になるかもしれないといいます。
また今回の研究では、太陽光パネルの性能が落ちることなく長持ちさせる方法を発見したといいます。
今後、研究チームはさらに太陽光パネルの性能を上げるための改良を続けるといいます