東日本大震災の被災地へ予想外の贈り物がチリから届くようです。
チリから宮城県南三陸町に贈られたイースター島のモアイ像の複製が東日本大震災の津波で損壊したため、島民が造ったモアイ像をチリ政府が新たに贈る計画が進んでいます。
モアイ像の本体は既に完成しており、制作者は「お世話になった日本人に元気になってもらいたい」と激励。震災2年を前に町に届く予定となっています。
チリ政府がイースター島の石で造ったモアイ像を外国に寄贈するのは今回が初めて。島民や在チリ日本大使館によると、8月中にまげをかたどった頭部を造り、9月ごろにチリ本土に海軍の船で運ぶとのこと。完成式典の後、日本の海運会社の協力で横浜港へ運搬されます。
今回送られるモアイ像は、イースター島の島民によって島の石から造られているものの、古い時代に造られたものではないようです。また、このモアイ像は頭部に「マゲ」があるようですが、日本仕様のマゲなのか、現地に古来からある様式のマゲ(モアイ像の中にはマゲがあるものも存在するようです)なのかは不明となっています。