インドネシア中ジャワ州ソロの動物園で「喫煙するオランウータン」として長年、人気を集めてきた15歳の雌のトーリが禁煙することになりました。愛煙家であるトーリの喫煙歴は10年以上にもなるといいます。
トーリは5歳のとき、来園者が火の付いたタバコを檻に投げ入れ始めたのをきっかけに喫煙をするようになりました。オランウータン保護センターの担当者によると、来園者がタバコを投げ与えられないようにするため、トーリを園内の湖にある島に移すことで園側と調整中だといいます。
動物園側から移動の許可が下りるまで、檻の前に監視員を配置し、トーリが喫煙しないよう監視に当たっています。担当者は「(トーリは)喫煙をきっぱりとやめなければならない」と話しているといいます。
インドネシアでは、以前から喫煙をするオランウータンが問題となっていました。またのマレーシアにいる同じくタバコを吸うオランウータンのシャーリーは、2011年に国営動物園から保護され禁煙させられていました。