世界の女性の平均寿命は約70歳とされており、この年齢あたりの女性「おばあちゃん」は老化により、一般的には激しい運動をすることはできません。ところが、ドイツには86歳にして現役の器械体操選手が存在しました。その華麗な演技をご覧ください。
ヨハンナ・クアスさんは、86歳という年齢にも関わらずスポーツの中でも特に高い身体能力が求められる器械体操をこなしてしまいます。その軽やかで力強い演技は、86歳という年齢を感じさせません。
床
器械体操は、筋力、バランス力、柔軟性、瞬発力など運動におけるあらゆる能力が必要とされるスポーツです。そのため、選手生命は非常に短く、女子では20代の選手でさえベテランの扱いを受けます。
しかしヨハンナさんは、86歳という年齢にも関わらず素晴らしい演技を披露します。つま先やひざの曲がりまでも意識したその動きは、一流の選手に劣りません。
平行棒
女子で平行棒の演技をしているのは初めて見ましたが、こちらの演技も年齢を感じさせない見事なものとなっています。ここでも、つま先や指先までに神経を集中させており、並大抵の演技力ではないことが分かります。
ヨハンナさんは、ドイツにおける器械体操のシニアチャンピオンだといいます。話しや表情からも快活さが見られ、非常に若々しいですね。これからも、器械体操界をリードする存在であり続けて欲しいですね。