「福島近郊のSAで福島の銘菓、野菜、米など大量に捨てられる」という週刊ポストの記事にSA従業員が反論し話題に!!SA従業員「記事は完全なデマ」


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2012年3月13日、週刊ポストが「福島近郊のSAで福島の銘菓、野菜、米など大量に捨てられる」と題した記事を掲載し、インターネット上で大きな話題となりました。この記事の内容は、「福島近郊のSAで福島の銘菓、野菜、米などが大量に捨てられている」「捨てているのは福島県外の人々で、お土産にもらったものを捨てている」というものでした。

しかし翌14日、福島県の安達太良サービスエリアに勤務しているという人物が、mixi内でこの記事に対する反論を掲載し大きな話題となっています。SA従業員を名乗るこの人物は、実際に現場を調べてみたといいます。

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SA従業員を名乗る人物は、今回の週刊ポストの記事に憤り、実際の状況を調べてみたということです。

以下はmixi内の日記にからの引用です。

福島の真ん中、郡山ジャンクションより少し北の
安達太良サービスエリアの上り線で働いています。
リアル割れは嫌なんですけど、ニュースの反響があまりに大きく
多くの方が心無い福島産品を捨てているという人々に憤っておられるので
今回の週刊ポストの福島土産が高速のSAで捨てられているという
記事について、私なりに調べたことについて書かせてもらいます。
『』内は問題の記事からの引用です。

件の週刊ポストの記事を読んだのは昨日13日の昼頃です。
読んだ第一の感想は「なんだこれ!?」でした。

その理由は書くまでもないことですが、SAの従業員である私が
『福島県内およびその近くでの出来事』と書かれている記事の出来事に
全く心当たりがなかったからです。

とはいえ、それは単に私が尋常でなく情報に疎く、自分の職場で
起こっていることに気づいていないという可能性も考えられます。

私はまず、この件について上司であるSAの支配人にたずねてみました。
ですが、支配人もこの件をまるで知らないとの話でした。

支配人ともなれば、他エリアの支配人も集まる会議にも何度も出席しています。
『特に帰省の多かった年末年始に、そうした光景が目立った』という
書き方からして、この現象は原発事故以降ずっと続いている現象という書き方です。
色々と問題山積の被災地の支配人が集まる会議で、この記事の内容が
事実であるなら話題にのぼらないはずがありません。

安達太良と那須のSAは経営が一緒の会社でして、那須にはツテがあります。
知人二人にたずねてみたのですが、二人とも記事に書かれたような話を
まるで知りませんでした。
私はうち一人に、清掃業者への聞き取りを依頼しました。

この記事では阿武隈高原SA、黒磯PA、上河内SAの清掃職員が
証人として登場しています。
少しややこしいのですが、私のような店で働く人間は店子の企業に
雇われていますが、清掃職員はネクセリアに雇われています。

屋外に捨てられるゴミの処理はこの清掃職員の方々が行うのですが
雇い主が違うわけで、そのへんの理由から、こちらに情報が
入ってこない可能性も皆無ではないなと思ったわけです。

ですが、私が直接聞いた安達太良の清掃職員も、聞いてもらった
那須の清掃職員も『福島の銘菓、野菜、米など大量に捨てられる』
そんな光景は一度たりとも見ていないと言うのです。
大量どころか、少量でさえ見たことがない…と。

記事の中で大量に捨てられていたと出てくる
阿武隈高原SAは安達太良SAと50キロぐらいしか離れてませんし、
黒磯PAに至っては那須との距離は10キロ少々です。
その距離で現象を全く確認できないわけですから
記事の信憑性は致命的なまでに疑わしい、というものです。

私はいっその事と、阿武隈高原SAを訪ねることにしました。
そして清掃職員と売店の方に週刊ポストの記事の話を伝え
その真偽についてたずねたのですが、共に言われていることの
意味がわからない様子でした。

記事で指定されている場所でさえ、そうした事実が確認できなかったのです。

こうなると黒磯PAや上河内SAの証言も欲しいところですが
あちらまで向かう気力と時間がありません。
ですが代わりに、友人が知恵を出してくれました。

「週刊ポストにこういう記事があって、阿武隈高原ではその事実を
 確認できなかったのですが、黒磯や上河内はどうなんでしょう?」

そんな風にネクセリアのお客様センターに電話を入れたのです。
しばらくの後に返答があり…

・ネクセリアは正式な取材は受けていないこと
・黒磯や上河内に福島土産が捨てられていた事実は確認できなかったこと

この二点を伝えられました。

ここまでの内容を一言でまとめます。

記事は完全なデマです!!

ただ、那須の清掃職員にあれこれ聞いてきた人物はいたそうで、
その人物は言う事を全否定したら去っていったそうですが、
阿武隈高原や黒磯、上河内の清掃職員が二つ三つ相槌を打ったのを
膨らませて記事を書いたという可能性はあります。

…まぁ、そうだとしても1を100にしたか、0を100にしたかの差で
清掃職員たちに責任を帰すのは不公正というものでしょうね。

悪いのは完全に、この記事を書いたライターと、載せた週刊ポストです。

『新聞・テレビにあふれる悲劇や美談だけでは大震災の真実は語れない。
 真の復興のためには、目を背けたくなる醜悪な人間の性にも
 目を向けなければならない。』

記事の冒頭の一文は、なかなかよくできた自己紹介じゃないですか。
これほども醜悪さを感じた人間の性は久々ですよ、私は。

『心底、嫌悪と怒りがこみ上げる話である。』

お前が言うな!!完全にこっちのセリフだ!!

私はこの記事を読んだとき、困惑と同時に強烈な怒りを抱きました。
証拠固めが必要だと思いながらも、直感的に全部嘘だと感じたから。

福島の人間を差別することはいけない?

ほぼ完全にウソのこんな記事を書くより酷い
福島差別があるんだったら見せてほしいものです。

復興支援には警察、自衛隊、消防隊、ボランティアの人達
いろんな人が東北に来てくれました。
各省庁の人たちや、電力会社の人達もいたし、物資輸送のトラックの兄さん
医療団体の関係者、外国の人たちの団体もうんと来ました。

被災地の帰りにSAに寄ってお土産を買ったり、食事を取ったりしてくれる人を
心の底からありがたいと思いました。

助けられてるって思いました。
孤独じゃないと思いました。
だから頑張れるって思いました。

我ながら恥ずかしいことかいてますねw

この記事を書いた人は、そういった絆だとか団結だとかで
復興が進んでいくのが何か都合の悪いことでもあるのでしょうか?

なんで福島の差別を助長するようなことを書くのでしょう?
この記事こそが「差別される福島」という空気を作っています。

この記事を読んだ多くの方が、福島のものを捨てる人を
ロクなもんじゃないと怒りを抱いてくれています。

でもそんな「ロクなもんじゃない奴」って、いません。
皆無じゃないでしょうけど、ゼロとたいして誤差はないでしょう。
少なくとも、私が今日調べた範囲ではそうでした。

本当にロクでもない奴は、記事を読んで義憤にかられる
人の数の多さを嘲笑っていることでしょう。

この記事を書いた人物は本当に、下劣極まる品性の持ち主です。

『科学的根拠もなく、危険を煽るエセ学者や市民団体などは、
 それでもまだ被災者をイジメ続けるのか。』

そこには捏造を好むマスコミも加えるべきでしょうし…

『こんな酷い二次被害を少しでも減らすために何度でも書くが』

などと戯言を抜かさず、二度と書かないで頂きたいです。 (引用ここまで)

このSA従業員を名乗る人物によると、実際に聞き取りを行い調べてみた限りでは、週刊ポストの記事のように「福島近郊のSAで福島の銘菓、野菜、米など大量に捨てられる」という事実は確認できなかったといいます。また、追記の日記では「私はいわゆるネトウヨという種類に分類される人間」であり「問題の記事が仮に事実だったとして、それを捏造してでも否定する動機は十分にある」としながらも、現場で撮影した写真(一番上写真は現場のゴミ箱)を掲載し「無論、私が集めた証言と称するものも、全部私のでっち上げの可能性はあります。でっち上げじゃない証拠は出せません。それも悪魔の証明ですから」としています。

週刊ポストの記事が正しいのかSA従業員の主張が正しいのかを判断するのはなかなか難しい部分があります。ただ、福島の放射能問題がセンセーショナルに騒がれている現状があり、その手の記事を書けば多くの購読者を獲得できるという事実があります。

もし、週刊ポストが捏造記事を書いていた場合、週刊ポスト側の今後の対応にも注目していかなくてはいけませんね。

参照
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