これまでに開発された足の付いているロボットは非効率なため、どうしても車輪走行ロボットにスピードで勝ることはできませんでした。ところが、このたび開発されたチーター型ロボットは、歩行ロボットとしては世界最速のスピードで走ることができます。走る姿が怖すぎるチーターロボットをご覧ください。
このチーター型ロボットは、アメリカ国防総省の機関である国防高等研究計画局(DARPA)が開発したもの。ダーパ(DARPA)は、ARPAの時期にインターネットの原型であるARPANET・全地球測位システムのGPSを開発したことで知られている機関です。
チーター型ロボットは、低速時は動物のように4本の足を別々に動かして走らず、前と後ろの2本を同時に動かしているように見えます。しかし、高速になるとまるで動物のように4本の足を別々に動かして走ります。
これまでの歩行ロボットの最速記録は、1989年に記録された時速13.1マイル(約21km)ですが、今回のチーター型ロボットは時速28.9kmで走行することができます。
走る姿は、恐怖心を覚えるほど迫力がありますが、非常に滑らかな動きで生物的な走りを再現しています。それにしても、こんなロボットが遠くから猛ダッシュしてきたら、思わず逃げ出したくなりますね。