去年の終わりから今年の初めにかけて、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどの世界中の物好き数千人は、新年を祝うために身を切るような冷たい海、川、湖にダイブしました。
ある人は新年を祝って、ある人は祈りのために、またある人はみんながやっているから、またある人はバカ騒ぎが好きだから、など多種多様な想いを込めて決行された2012年を祝う寒中水泳写真をご紹介します。
オランダのハーグ近く、北海の氷海域では、去年の水温4℃に比べて今年は8℃と高かったため、1万人以上の人々が寒中水泳を試みました。
イタリアでは、新年を祝いテベレ川に飛び込む風習がありますが、この伝統は1946年まで遡ります。
スコットランドでは、2012年1月1日におもしろおかしい仮装をした1000人以上の人々が寒中水泳を行う大会「Loony Dook(ルーニー・ドック)」が開催され、フォース川の鉄道橋の前で寒中水泳に挑みました。
ニューヨークでは、毎年寒中水泳を行っている2つのグループ「コニー・アイランド・ポーラー・ベア・クラブ」と「アイス・ブレイカーズ」が、ブルックリンで大西洋に泳ぎ出ました。また、コロラド州では、YPAAC(ヤングプロフェッショナルコロラド州アルツハイマー病協会)によってチャリティーイベントが開催され、700人もの人々が真冬の貯水池に飛び込み、アルツハイマー病研究のための募金を集めました。
12月25日、スペインのバルセロナのスペイン港で開催されたサンタクロースに仮装しての寒中水泳大会。港から外洋までの200mを泳ぐ大会は、バルセロナの伝統行事となっています。
12月25日、イギリスのブライトンにあるブライトンビーチでは、クリスマスに合わせて数百人の人々が毎年恒例の寒中水泳に挑みました。
12月26日、チェコのプラハでは伝統となっているクリスマスの寒中水泳大会が行われました。スイマーたちは観客の声援に背中を押されて、ヴルタヴァ川の冷たい水に立ち向かいました。
12月26日、中国の黒龍江省、ハルビンでは、モップにまたがって今にも凍りそうな冷水に飛び込む水泳大会が開催されました。
12月25日、ドイツのベルリンではクリスマスを祝って毎年恒例の寒中水泳が開催されました。泳いでいるのは寒中水泳チーム「ベルリン・シールズ(ベルリンのアザラシたち)」のメンバー。
寒中水泳チーム「ベルリン・シールズ(ベルリンのアザラシたち)」のメンバー。
オランダ、ハーグ近くのスヘフェニンゲンでは、新年を祝って数千人を超える大勢の人々が、北海へと泳ぎだしました。
スコットランドの「Loony Dook(ルーニー・ドック)」の様子。仮装をした人々は、次々と川へ泳ぎ出しました。
何はともあれ、みなさん楽しそうですね。世界各地どんな場所でも寒中水泳というものは存在するようです。様子を見ていると、多くの人はお祭り騒ぎの延長線上として寒中水泳に挑んでいるようですね。