以前ご紹介した画鋲アートに似ていますが、今回のアート作品に使われているのはカラフルな砂糖菓子です。
点描とは、白いキャンパスの上に繰り返し点を打っていくことで絵を描くテクニックです。美術大学の学生であるJoel Brochuさんは、大学のプロジェクトのために点描のテクニックを用いて22万1000個のお菓子を使った素晴らしいアート作品を制作しました。
ビーグルが頬を撫でられている肖像が浮かび上がっているこの作品では、カラフルな丸い顆粒状の砂糖菓子「Sprinkles」を色別に22種類使用しました。「Sprinkles」はケーキやカップケーキに使われる装飾用のお菓子で、Brochuさんは作品を制作するためにこのお菓子を選びました。
作品の制作には、あらかじめ点が打たれたキャンバスが使われています。点が打たれたキャンバスに接着剤を付けたり両面テープを貼り、そこにピンセットで1粒1粒点に合わせてお菓子を貼り付けていくという途方もない作業の末完成しました。
あまりにも大規模なプロジェクトに途中で諦めることも考えたそうですが、結局8ヶ月の製作期間を経て作品は完成しました。最終的には6種類の色のお菓子が、221184粒使われました。
近づいてみると、いったい何なのかがさっぱり分かりませんが、5m程度離れると可愛らしいビーグルの姿が、はっきりと浮かび上がるそうです。