以前お伝えした通り、サッカーのイングランド代表でありマンチェスター・Uに所属しているウェイン・マーク・ルーニー選手は、今年6月にロンドンでトップのクリニックで植毛治療を受けたと自身のツイッターで告白しました。
その後、髪の毛は急速に復活し、それに伴いサッカーでのパフォーマンスも向上。所属するマンチェスター・Uのファーガソン監督からは「白いペレ」と呼ばれるまでになりました。果たして、ルーニーの調子と発毛手術にどのような関係があったのでしょうか?
ルーニーが急激にパフォーマンスを向上させた背景には、毛髪移植に関する治療が関係しているといいます。
ルーニーが受けた毛髪移植は、一般的にFUEと呼ばれるもので、後頭部と側頭部から細胞を取り出し、それを前頭部に埋め込むものです。しかし、治療はこれだけでは終わりません。その後、プロペシアと呼ばれる薬が投与されます。
プロペシアは、進行性のAGA(男性型脱毛症)を治療するためによく使われるもので、ある研究では、男性に投与したところ90%の人の脱毛が止まり、65%の人が再育毛したとの報告もあります。
一般的にプロペシアの副作用として、気力や性欲減退が起こることが知られています。しかし、ロンドンのプライベートクリニックのRaghu Reddy医師によると、患者の一部には副作用の気力や性欲減退とは全く反対の反応が起こることを発見したといいます。
つまり、プロペシアを投与した患者の一部は、性欲が旺盛になり気力だけでなく筋肉量も増加したといいます。しかし、この作用については薬の副作用には記載されていません。
医者の経験談だけでは、かなり怪しいプロペシアの精力アップ副作用ですが、インターネット上のフォーラムには「プロペシアの使用後1ヶ月~2ヶ月で、日常生活の行動を変えていないにも関わらず、筋肉が5ポンド(約2.2kg)増加した」や「性欲が増加した」という報告がされていることも事実です。
また、サッカー協会はプロペシアの使用を禁止していないという事実が存在します。
プロペシア:ある専門化によるとプロペシアは体内を循環することで、筋肉を増強させるというテストステロンに変化する可能性があるという
以上の全ての情報を総合すると、最近のルーニーの大活躍は、プロペシアの使用によって副作用が起こり、筋肉や精力が増大したことでパフォーマンスが向上したと考えられます。
ルーニーにとっての増毛は、サッカーにおいても大変重要な意味を持っているのかもしれません。
※確認のため書いておきますが、プロペシアは一般的には筋肉増強効果は確認されていません。