自分自身を抱きしめることができるデバイスと同じレベルの素晴らしいシステムが開発されました。
北陸先端科学技術大学院大学の研究グループは、物を食べる時の噛む動作である「咀嚼」をコミュニケーションに応用する研究の中で、ポッキーゲームを一人で体験するシステムを試作しました。
ポッキーゲームとは、2人がポッキーの端から順に食べ進めていき、どこまで食べられるのかを競うゲームです。今回開発されたのは、このゲームを1人で好きなキャラクターや有名人と仮想的に行うことができるシステムです。
そのシステムは、咀嚼コミュニケーションを研究する中で生み出されたものです。システム側は、ポッキーを噛む音や振動を忠実に再現でき、プレイすると最終的にはグミ製の唇とキスすることもできます。
今後は、ユーザーの噛む動作を検知することで、よりインタラクション性を高めていきたいということです。システムをさらに発展させる方向としては、遠隔地同士でのポッキーゲームや、ポッキーを折らない形でのゲームを考えています。