タイトルを見て「インターネットの重さ!?」と戸惑った方もいりかもしれませんが、実はインターネットにも重さが存在するのです。アルベルト・アインシュタインの特殊相対性理論では、エネルギーを質量として存在するものであり「E=mc²」の式で導き出すことができます。そして、計算によるとインターネットはイチゴ1粒分程度の重さであることが分りました。
例えば、デバイスに”データ”を記録した場合、”データ”を記録するために高エネルギーの電子がデバイスの中に取り込まれることになります。つまり、そのエネルギーの増加量分、質量が増したとも考えられます。
このようにして考えたとき、インターネット上にある全ての電気エネルギーを質量に変換すると、イチゴ1粒分の約50グラム程度の重さになるといいます。また、この50グラムという質量は、インターネット全体を動かすために必要な家庭用のパソコンを除いた7500万~1億台のサーバーの電気エネルギーであり、その総量は400億ワットです。さらに家庭用のパソコンの分まで含めると、その重さはイチゴ3粒分程度のものだといいます。
またインターネット上の情報量は、500万テラバイト程度と考えられており、これを質量に換算すると100万分の0.566グラムにしかならないといいます。さらに、この情報量のうちの0.04%がグーグルの持っている情報です。
インターネット=虚構のように語られることもありますが、ほんの少しではあっても物質として”存在する“ということは断言できそうです。世界はますます抽象化していることを改めて考えさせられますね。