モロッコのマラケシュにある街メディナの市場で撮影された、弓を手で動かしながら木片を回転させ、足でノミを器用に操作してチェスの駒を作っているおじさんの映像です。日本のろくろなど、足で回転させながら手で削っていくというのが普通だと思うのですが・・・・。この木工技術は一見の価値アリ。
円柱状の木材に弓をセットして右手で器用に回転させながら、左手で添えたノミを足で器用に操作してチェスの駒を削りだしていきます。回転させながら、繊細な装飾を施していく様子は、まさに職人芸とでも言うべき見事なものです。
回転作業によって全て削り終わると、最後に手を使って回転では出来ない装飾や仕上げをして完成しました。この駒はキングのようです。
あまり見かけたことの無い、珍しい木工映像でした。