通常の水飲み場では、蛇口をひねると水が上に噴出し、それを飲むのが一般的ですが、この水飲み場は水を注いでくれるというなんとも丁寧な作りになっています。水を注いでもらうと「ありがとう」と言ってしまいそうですね。
この水飲み場は「親和性」をテーマにしているようで、利用者に優しいデザインを目指して作られました。原理は、水が上部のポット部分に上がるとポットが下がって水を注いでくれる仕掛けになっています。この動きは、物理法則に則った自然な動作であるため親和性を表現することができるようです。
この水飲み場は、現在ある古い水飲み場と交換する計画も進んでいるようで、オブジェと利便性を兼ね備えたデザインは公共空間を演出してくれそうです。
でも、このポットの口が上に向いているために、ゴミやらホコリやらが入りそうでなんだか不衛生な気もしますね。これは改善の余地がありそうです。