Fark.comの創業社長であるドリュー・カーティスは、「電子メールによりニュースリリースを配信すること」の特許を持つ企業から訴訟を起こされ、そこでどのように闘ったのかについてお話しします。それと合わせて、特許についての訴訟問題が増加していることに関して、馬鹿げているとも言える統計を共有します。
ドリュー・カーティスは、「電子メールによりニュースリリースを配信すること」の特許を持つ企業から訴訟を起こされました。
こういった行為はパテント・トロール(特許トロール)と呼ばれ、一般的には定義が困難ですが、自らが保有する特許権を侵害している疑いのある者(主にハイテク大企業)を見つけ出し、それらの者に特許権を行使して巨額の賠償金やライセンス料を得ようとするが、自らは当該特許に基づく製品を製造販売したり、サービスを提供したりしていない者を指す英語の蔑称です。
パテント・トロールとの裁判では、被告側が特許を侵害していない証拠を提示する必要があり、勝訴しても多額の費用がかかるため多くの場合、和解するといいます。
ドリュー・カーティスは、今回の件で損害を出すことなく和解したといい、そのためには3つのポイントがあったといいます。
1つ目は、特許ではなく侵害について争うこと。2つ目は、お金を払う意思がないことか徹底抗戦することを明確にする。3つ目に、パテント・トロールが訴訟で損害を被ることを宣言することだといいます。
さまざまな事案に法律問題が絡んできている現代では、こういった対策と訴えられる心構えが企業に必要なのかもしれませんね。