タイで放映された素人参加型一発芸番組に、上半身裸になっておっぱいで絵を描くという一発芸を披露した女性が登場し大きな波紋を呼んでいます。問題の女性Duangjai Jansauoniさん(23歳)は、多くの観客や審査員の見守る中、おもむろに服を脱いで絵の具を身体に付け、おっぱいでキャンバスに絵を描くというパフォーマンスを披露しました。
映像でDuangjaiさんは、音楽とともにキャンバスに絵を描き始めます。しかし途中から服を脱ぎ始め上半身裸の状態となります。
そして多くの人が驚く中、身体に絵の具を塗り、そのまま踊りながらおっぱいで絵を描くというパフォーマンスを披露。このパフォーマンスに観客は絶叫。女性審査員だけバツサインを出しました。
しかし、問題はこれだけに留まりませんでした。
今回の件に、文化大臣Sukumol Kunplome氏が激怒。放映された映像がタイの社会に合っていないとして、番組プロデューサーが文化省に番組内容に関する説明をするため召還される事態へと発展しました。
審査委員は、今回のパフォーマンスが芸術として見なされるかを審査基準としました。
女優である女性審査委員Pornchita Na Songkhlaさんは「悪いとは言わないけど良いとはいえない。しかしこれは不適切」と判定。
歌手の男性審査委員Jirayut Wattanasinさんは「イタリア、フィレンツェ、ミラノ、チェコ共和国のプラハなら、芸術として許容されるだろう」という意見を述べました。
性に関して自由奔放なイメージがあるタイですが、仏教国ということもあり実際には多くの部分が保守的だといいます。また、テレビや映画ではタバコやアルコールにも厳しく、ヌードにはぼかしが入っているといいます。