ヨーダとは、ジョージ・ルーカス監督の映画『スター・ウォーズ・シリーズ』に登場するジェダイ・マスターのエイリアンであり、誰よりも深い洞察力をもって、ジェダイをあるべき方向へ導いたキャラクターですが、どうやら3Dプリンター技術のあるべき方向も導いてくれているようです。
今回は、産業を一変させる可能性を持つ3Dプリンターでヨーダを作る過程を収めた映像をご紹介します。
この映像は、1000ドル(約8万円)程度の価格で販売されている小型の家庭用3Dプリンターで、実際にヨーダをプリントアウトする様子をとらえたものです。1mmごとに印刷されており、2mmごとに印刷されたものと比べると非常に緻密に作られていることが確認できます。また、ヨーダ像を頑丈にするために、内部にはハニカム構造が採用されています。
驚くべきことに、このヨーダ像を作るにはデータをダウンロードして3Dプリンターに読み込ませればいいだけだといいます。またデータは、インターネット上でダウンロードすることができ、映画、音楽、書籍などのファイルダウンロードするのと全く同じ方法です。
またヨーダ像以外にも、データさえあればあらゆるものが復元できるため、鳥かご、ナイフ、ハサミ、ランプシェードといったものまで再現可能だといいます。
現時点で、これだけの3Dプリンターが低価格で販売されていることを考えると、あと10年~20年もすれば、多くの製品がデータでやり取りされ、自宅で印刷するような時代になってもおかしくありませんね。