金正日(キム・ジョンイル)の死去や統制された人々など、政治や異様な国家体制で話題を集めることの多い北朝鮮。音楽も国の統制を受けているため制限されています。
ところが2011年12月に首都平壌で撮影された映像では、クム・ソング・スクールの若いアコーディオン奏者たちが、ノルウェーの3人組バンドa-haの名曲「テイク・オン・ミー」を演奏していました。なかなか見ることのできない貴重な北朝鮮スタイルのポップミュージックをご覧ください。
男性3人女性2人の5人組によるアコーディオンの演奏ですが、演奏されている曲は1985年にリリースされて世界中を席巻したa-haの名曲「テイク・オン・ミー」です。この曲は『007 リビング・デイライツ』の主題歌にもなっており、実写とロトスコープを活用したアニメーションのミュージックを評判となりました。
日本では、北朝鮮の情勢がなかなか分からないため、どんな文化や音楽が流行しているの分かりませんが、この映像を見る限り上流階層は西欧文化にも多少なりとも慣れ親しんでいるのかもしれませんね。
オリジナルと聞き比べてみたい方はこちらから視聴できます。