ツイッターユーザーの多くは、日々、自分の貴重な時間を潰してまで、せっせと「なうなうなうなう」つぶやいています。その甲斐もあって、現在は1日に2億ものツイートが発信され続けていますが、ツイッターユーザーを対象としたある調査では、ユーザーが読む価値があると思っているツイートは全体の36%しかないとが明らかとなりました。また、全体の4分の1にあたる25%のツイートは積極的に嫌われていることも分かりました。
現在、ツイッターでは1日に2億ツイートが投稿されているため、単純に計算するとそのうちの1億3000万ツイートは不要だということになります。
また、嫌われているツイートとしては有名人など公共性の高い人同士のツイッターでの喧嘩だといいます。その他には、自分が何をしていたか、どう思ったかなどの、相手には全く関係のない個人的な行動に関するツイートが挙げられます。
この研究は、アメリカのカーネギーメロン大学、ジョージア工科大学、マサチューセッツ工科大学によるもので、2万1000のユーザーアカウントから集められた4万3738のツイートを1500人のツイッターユーザーに確認してもらうという方法で調べました。また、今回の研究結果はシアトルで開かれるコンピュータサイセンス会議で発表されるといいます。
調査では36%のツイートには読む価値があると評価され、25%のツイートは良くも悪くもない「まぁまぁ」という評価がされていました。さらに25%は、そのツイートが積極的に嫌われていました。また、評価されるつぶやきには共通する事項が見つからず、「読む価値がない」と判断される理由に関しても多種多様なようです。そのためツイートの価値は、個人的な感覚や考えに左右される可能性が高いといえそうです。
研究者らは、これらの研究がコンテンツフィルターなどに関連するサービスをユーザーに提供できるものだとしています。
確かにツイッター上では、どうでもいいようなことを延々とつぶやいている人、極端で偏った思想をつぶやく人、犯罪自慢をする人など、多種多様な人が存在しますが、その幅の広さから自分のお気に入りのツイートを探せるというのが、他のSNSにはないツイッターの大きな魅力なのかもしれませんね。