イギリス人デザイナーであり、アップルのインダストリアルデザイングループ担当上級副社長を務めるジョナサン・アイブ氏に新年の叙勲でナイトの称号「Knight Commander of the British Empire (KBE)」が贈られることが明らかとなりました。
ジョナサン・アイブ氏は、「iMac」「アルミニウムおよびチタニアムPowerBook G4」「MacBook」「 ユニボディーMacBook Pro」「iPod」「iPhone」「iPad」のデザイン担当者として国際的に知られています。
ジョナサン・アイブ氏は、1992年にアップルでのキャリアを積むためにアメリカへ移住した後、スティーブ・ジョブズがアップルへと復帰した1997年に現在のポジションに就任し、アップルのIDGを率い、同社の主要製品のデザインを統括してきました。現在のアップルで活躍している主要メンバーの中では、エディー・キューとともに数少ないジョブズ以前からのアップル在籍者でもあります。
またアイブ氏は、「iMac」「iPod」「iPhone」「iPad」などのアップルを代表する製品のデザインを行っており、2006年にはデザイン業界への貢献を讃えて大英帝国勲章を授与され、2007年には「iPhone」で彼が成し遂げた成果に対して2007年度の「National Design Award生産デザイン部門賞」を受賞、2008年にも「iPhone」のデザインに対して「MDA Personal Achievement賞」を受賞していました。
今回の受賞にアイブ氏は、「とてもスリリングなことだ」と述べ、加えて「恐縮であると同時に心から感謝の気持ちでいっぱいです」と謙虚なコメントを残しました。
今後も、彼の生み出す素晴らしいデザインが、国際的に大きな注目を集めることは間違いなさそうです。