先日、この世を去ったアップルの元CEOのスティーブ・ジョブズ氏が、亡くなる前に「iPod」「iPhone」「MacBook」などのアップル製品に関する4年分の事業計画を残していたという情報が出てきました。ジョブズ氏は亡くなる2ヶ月前まで、アップルの将来と製品のために勤務していました。
ジョブズ氏が亡くなってから出てきた情報によると、彼は生前に宇宙船型アップル本社を建設するための事業計画を承認してもらうために、かなり尽力したということのようです。
この本社の建設予定地は、かつてジョブズが13歳のころにアルバイトをしたヒューレット・パッカードの支社跡地だったため思い入れがあったようです。
さらにアップルの情報筋によると、「iCloudプロジェクト」「iPod」「アプリ」「iPhone」「MacBook」などに関する4年分の事業計画とバージョンアップについて、すでに出来上がっているといいます。
ジョブズ氏が、アップルで生み出した製品と株価の推移を見ていただければ分かりますが、ジョブズ氏がアップルから追放を受けていた1985年~97年には株価はそれほど変動していません。ところが98年の「iMac」を皮切りに、アップル復帰後に製品を発表するたびに連動して株価が上昇していることが分かります。
つまり、ここ10年のアップルの大躍進はジョブズの製品開発なしにはあり得なかったものだと言えます。
ジョブズ氏亡き後、アップルがこの調子を維持できるのかは、ジョブズ氏の大いなる遺産が潰えた4年後までに開発体制を整えられるのかに懸かっているようです。