先日発売された「iPhone 4S」は、「iPhone 5」が発表されなかったことと、「iPhone 4S」自体が「iPhone 4」の改良版であるために評価としては芳しくないと言われていました。
しかし、アップルの発表によると「iPhone 4S」の予約注文が24時間で100万件に達したといいます。前モデルの「iPhone 4」が24時間で60万件の予約をしていたことを鑑みれば、大ヒット間違いなしと言える好調です。
24時間で100万件という予約注文は、歴代のMacシリーズ、iPadシリーズ、iPhoneシリーズなどアップル製品の中で最速ペースの売れ行きだというから驚きです。また、新型モデルである「iPhone 4S」が15ヶ月以内の来年中に1億台が販売されるという予測も立っているといいます。
今回の「iPhone 4S」の消費者動向が発表翌日のスティーブ・ジョブズ氏の死去に影響を受ける懸念がありましたが、「iPhone 4S」発表の3日後、ジョブズ氏が亡くなって2日後の先行予約販売は、予想以上に好調でした。アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当の上級副社長フィリップ・シラー氏は「信じられないようなiPhone 4Sに対する顧客の反応によって、私達は”ぶったまげ“ている」と語りました。
ジョブズ氏の死去のニュースによって、世間がアップル製品への関心、つまりは「iPhone 4S」への興味に繋がった可能性もあります。しかし、多くのユーザーが「iPhone 4」の欠点を克服したバージョンアップ版を潜在的に欲しがっていた可能性もあります。また、これまでになかった低価格によって購入を検討する人が増えたことも大ヒットの要因だと考えられます。
ジョブズ氏の置き土産が、大ヒット目前の今、「iPhone 5」を含める”次の一手“にも大きな期待が寄せられます。
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