「PETMAN」や「新型ASIMO(アシモ)」のような動きに「昭和花子2」のような見た目を兼ね備えた人型ロボット「HRP-4C 未夢(ミーム)」が評判となっています。
まるで本物の女性のような顔や、歩いたり歌ったりする姿は、遠くから見れば人間にしか見えない出来栄えです。
このロボット「HRP-4C」は、独立行政法人産業技術総合研究所が開発したヒューマノイドロボットで、2009年3月16日に発表されました。
身長は158cm、体重はバッテリーを含めて43kgと本物の人間と同程度の体格をしています。また、身長は1997年度の日本人成人女性の平均身長とされています。
バッテリーにはニッケル水素電池を使用されており、連続稼働時間は20分間。稼動後、全身のモーターを冷却させるために10分程度の”休息”が必要となります。また、制御用プロセッサPentium M 1.6GHz、音声認識用プロセッサVIA C7 1GHzを搭載しています。
「PETMAN」や「新型ASIMO(アシモ)」と異なる最大の特徴といえる「HRP-4C」の顔は、産業技術総合研究所の女性職員5名の平均顔から製作されました。顔の製作はアクトロイドの製作会社である株式会社ココロが担当しています。
現時点でも服を着せれば、すでに人間と見間違ってしまいそうなほどの出来栄えですが、今後このまま開発が進めば数年後には、どうなっているのかも想像できません。
人型ロボットに関しては、多くの場合「顔」が問題になりますが、ここまで自然な動きと自然な顔をしていれば、社会に受け入れられやすいかもしれません。