以前、アメリカのボストンダイナミクス社が軍事用4足歩行ロボット「Alphadog」を開発していることをお伝えしましたが、今度は「Alphadog」の人型バージョンを製作していることが明らかとなりました。
この人型バージョンは「PETMAN(ペットマン)」と呼ばれるもので、まるで人間のような動作を行うことができるようです。
今回開発が進められている「PETMAN」は軍事ロボットですが、人間と同じように戦闘をするために開発されたものではないようです。情報によると、このロボットは軍事用の衣服をテストするために生み出されたもので、将来的には体温・湿度・発汗機能を搭載する予定です。
また、骨格は北米人男性をモデルにしており、高さは6フィート(180cm)重さは180ポンド(約82kg)と実際の人間にかなり近い大きさとなっています。
動画では、歩行だけでなく、押されても倒れないバランス感覚や屈伸運動からのねじり運動、腕立て伏せなど多彩なパフォーマンスを披露しています。
建前では「衣服テスト用ロボット」と発表していますが、普通に考えて衣服のテストにこれだけのロボットを作るのもおかしな話です。多分、軍事戦闘用ロボットの開発の批判から逃れるため「衣服テスト用ロボット」としている可能性も考えられます。
軍事利用されるかは置いておいて、こういった人間型ロボットの開発と運用は、今後の人類の発展に必要不可欠であることは間違いなさそうです。