以前お伝えしました4足歩行ロボットの新型タイプの4足歩行ロボットが開発されました。アメリカ軍関係のハードウェア企業が開発した新型4足歩行ロボット「Alphadog」は、以前のプロトタイプに比べて数段静かになりました。
男性2人掛かりで押しても倒れず、もし倒れても自分で起き上がることができます。
「Alphadog」は海兵隊とDARPAからの資金援助を得て、ボストンダイナミクス社によって作られた自律4足歩行ロボットです。プロトタイプよりも軽くなっており、戦争中に悪路でも軍の装備を運べるように設計された、まさに「最先端のロボット馬」というべきものです。
「Alphadog」には頭がありませんが、最大積載量は400ポンド(約181kg)で燃料補充なしに20マイル(約32km)の距離を歩くことができます。さらに、プロトタイプはバイクのエンジン音のような音を出していましたが、新型はモーター音がほとんどしなくなり実質的には歩くときの”足音”だけしか出さなくなりました。
プロトタイプは、正式にL3(脚分隊支援システム)としてすでに知られています。
こけても自分で起き上がることができます。
「Alphadog」の正式発表は来年ということですが、デモ走行を見ていただければ分かるように研究開発は順調に進んでします。
イギリス軍の兵士はアフガニスタンで、150ポンド(約68kg)の荷物を抱えて気温50°の中を徒歩移動していましたが、このロボットが本格導入されればそういった負担を減らすこともできるでしょう。
「Alphadog」
プロトタイプ
まるで、スター・ウォーズに出てくる4足歩行ロボット「AT-AT」を思わせるようなこのロボット。SFの世界はすぐそこにまで来ているのかもしれません。