大震災の爪痕がまだ残る宮城・南三陸で「セブンイレブン志津川天王前店」が営業を再開したそうです。
店員は家族5人とその友人たちということだそうで、
オーナーの渡辺隆さん(48)は「少しずつ、できることからやろうと思って」と段ボールで作った「営業中」の看板が掲げられています。
津波で店舗は流されたが「家族5人はみんな無事なんだ」と思い再開を決意したそうです。
冷蔵設備を備えた小型トラックを借り、隣接する登米(とめ)市の系列店から仕入れた商品を午前10時から午後4時まで販売しており、商品はドリンクやパン、プリンなどで地域の被災者、復旧工事の関係者やボランティアの若者たちが買っていくようです。
東京都日野市から来たボランティアの男性(29)は「僕らは(被災者用の)炊き出しは食べられませんから。本当に助かります」。
妻のちはるさん(38)は「津波で15年間積み上げてきたものが流された。でもまた、ここから積み上げていこうと思います」と語っているそうです。