通常、お茶を飲むときにはティーポットでお茶をお湯に抽出して、ティーカップに移し変えてから飲みます。しかしこれでは、道具が多く必要で面倒です。しかし、このティーポットとティーカップを一体化させたカップ「Tipcup」なら、1つでお茶を作って飲むことができます。
ティーカップの発想自体は非常に単純。カップ内に仕切りが付いており、一方に茶葉、もう一方にお湯を注ぎます。そして、お茶を抽出してそのまま飲むという仕組みです。
このティーカップの最大の特徴は底面。2つの角度が付いており、お茶の抽出中は茶葉がお湯に浸る角度で傾けておき、抽出後は茶葉がお湯に浸らないように角度を変えて置いておけます。
このカップはフィンランドの会社がデザインしたもので、2011年のレッドドットデザイン賞を受賞したとのこと。ちょっとした発想の転換で作られたユニークで便利な製品でした。