現在ある”国”という概念は、1648年に締結された三十年戦争の講和条約「ウエストファリア条約」に端を発しており、自然発生的なものではなく人為的に作られたものです。今回は、そんな国が過去約200年間においてどのように変動したのかを可視化した映像をご紹介します。1000年間の戦争を視覚化した動画を一緒に見ると、より歴史が理解できそうです。
この映像は、西暦1800年から2011年までの211年間び国々の移り変わりを可視化したものです。
ざっくりと説明すると、現在ある北アメリカの国々はイギリスからの独立、南アメリカはスペインからの独立、ヨーロッパは独立を守りながら戦争を繰り返しました。アフリカは1960年以降に相次いで主従国だった各々のヨーロッパ諸国から独立が始まり、中央アジアも時代の経過とともにヨーロッパ諸国からの独立。東アジアでは、いち早く近代化した日本とヨーロッパ諸国とアメリカ合衆国が分割し植民地化しますが、第二次世界大戦後独立しました。
こうやって見ると、植民地化が地球上の全ての土地に及んだ後、植民地を奪い合って世界大戦へと進んだという大まかな経緯がなんとなく分かりますね。