過去40年間、爆弾処理にはロボットが使われていますが、その処理方法の多くは爆弾を解除するわけではなく爆破解体するのが一般的でした。理由は、ロボットハンド自体の値段が高く、細かな作業ができないためです。
ところがアメリカ・ニューメキシコ州にあるサンディア国立研究所は、爆弾処理ができるほど繊細な作業が行える従来の25分の1程度の超低価格のロボットハンドの開発に成功しました。
このロボットハンドは、ダーパ(DARPA:国防高等研究計画局)の資金を基にサンディア国立研究所が開発したもの。耐久性があり繊細な作業が行えるのはもちろんのこと、非常に低価格であることが特徴です。
従来のロボットハンドは、1台あたり25万ドル(約2000万円)と非常に高価なものでした。ところが、このロボットハンドは従来品の4%程度、25分の1の約1万ドル(約80万円)程度となっています。さらに12の自由度を持っており、1自由度ごとに800ドル(約6万4000円)ずつ値段が上がる仕組みで、予算に応じたロボット作れます。さらに今後、大量生産によって低価格になる可能性を秘めています。
ロボットハンド自体は遠隔操作によって動かすことができ、モノを掴んだりボタンを押したりといった細かな作業も行えます。加えてそれぞれの指は磁石で手にくっつく仕組みとなっており、必要に応じて取り外しも自由自在です。
ここまでのロボットハンドなら、爆弾処理だけでなく作業用機械や義手などにも応用できるかもしれませんね。
爆弾処理作業が行え→よくこんなうそが書けるよな。ドライバーを持ってねじを回したり、はさみを持って紙を切れるレベルじゃないと爆弾処理なんて出来ねーよ。