ロシアで発生した洪水に巻き込まれた男性Ostapenko Petrさんは、建物の支柱に掴まりどうにか耐えています。しかし、水によって体温を奪われたPetrさんは、水に流されて帰らぬ人となりました。低体温症の恐ろしさが分かる決定的瞬間をご覧ください。
妻と2人の子供がいたというPetrさんですが、建物の支柱に掴まった状態で浮き沈みを繰り返しどうにか耐えている状態です。
しかし、長時間冷たい水の中にいたため、体温が奪われる低体温症に陥ってしまいました。Petrさんは、支柱を掴んでいることもできなくなり、水に流されて力尽きてしまいました。
低体温症に陥ると、通常の体温なら起こる生化学的な各種反応が正常に起こらなくなり、身体機能にさまざまな支障を生じます。映像のように、低体温症は必ずしも冬季や登山など極端な寒冷下でのみ起こるとは限らず、濡れた衣服による気化熱や屋外での泥酔状態といった条件次第では、夏場や日常的な市街地でも発生します。