現在、内戦状態にあるリビアでは自作した武器などで戦う反政府勢力の猛攻によって、カダフィ大佐が率いる政府軍は窮地に立たされている状況である。
そこで、カダフィ大佐が考え出した起死回生の最新兵器が「女性部隊」だ。6月27日で内戦に入ってちょうど100日目に、四面楚歌のリーダーに忠実な女性500人がトリポリ近郊の基地で行われていた戦闘プログラムを終了したというのだ。
写真の通り女性達は自らの意思で”殺人機械”になることを選んだ。
リビアの最高指導者への愛のために集まった女性はほとんどが高齢で10代の女性はほとんど見られなかった。女性たちはお祝いの空砲を数十発、空へ向けて放った。また、数百人がカダフィ大佐を賛美する歌を歌い、カダフィ大佐の顔で装飾されたジュエリーを身に付けていた。
リビアの女性ボランティア戦闘員は武器を扱うトレーニングに参加する
政府のスポークスマンであるムーサ・イブラヒム氏は「リビア女性はNATO軍に対抗して、武装し軍隊に参加している。我々は彼女たちを訓練している。彼女たちの主な役割は家庭を守ること。我々は最前線に彼女たちを投入する予定はありません。」と述べた。
広場では「殉教者の血は無駄にしません」「自由はここに。今日、我々は勝つ」という詠唱が何度も何度もこだましていた。
日本で原発や地震のためあまり報道されていないが、このままリビアなどの北アフリカ・中近東地域の不安定が続けば、石油価格の高騰など世界経済にも大きな打撃を与えることになるだろう。なにはともあれ、早期の問題解決が望まれる。