6月10日、ニュージーランドのオークランドで公演をしている歌手のレディー・ガガが、コンサートの最中に頭に鉄の坊が直撃するハプニングに見舞われ、一時、会場から退場する事態が発生しました。ガガは、このハプニングで脳震盪を起こしたといいます。
事件が起こったのは、コンサートの最中。パフォーマンスのためにバックダンサーが持ち上げた鉄の棒が、あろうことかレディー・ガガの頭に直撃。曲の途中で会場を後にするアクシデントが発生しました。
その後、会場に戻ってきたガガは「ごめんなさい。頭を打って、ちょっと脳震盪を起こしたみたいだけど、心配しないで。最後まで歌います」と語り、残り16曲を歌い切ったといいます。
また今回のコンサートでは、マドンナの『Express Yourself』にガガの『Born This Way』が似ているとして盗作疑惑が取り沙汰されていることに言及し「他の人々に恥をかかせたり、からかったり、他人が作った曲をおちょくったりして優越感を感じる人もいるわ。だけど、そういうことは少しも私を良い気分にしない。自分は良くない人間なのだと感じてしまうだけ。今年は人間のネガティブな部分や、私を傷つけようとする人が存在するということを学んだわ。だけど、私はそういう人間ではないし、絶対にそういう人間にはならない。私は反撃すらする気にならないの。なぜなら、私にとって大切なのは音楽を作り続けることだけだか ら。25年前(『Express Yourself』がリリースされたのは1989年)と現在では、全く状況は違うわ。だからこそ、『Born This Way』は私にとって意味のある曲なのよ。もうこれで良いでしょう。これ以上、傷つけ合い、憎しみ合う必要はないわ」とファンたちに語ったといいます。
さらに、“ポップ界の女王”と呼ばれるマドンナをもじり、「私はあなたたちのファッキン女王になんてなりたくないわ。あなたたちの友達になりたいの」と皮肉を飛ばして会場を沸かせたといいます。
批判には「争いたくない」とし、脳震盪を起こしても最後まで歌い切る。このあたりが、人気の秘訣かもしれませんね。