「アホロテトカゲ」とは、メキシコのゲレロ州に生息する全長17cm~26cmのミミズのようにしか見えない不思議な生き物です。今回はそんなアホロテトカゲの動く様子をご紹介します。
クネクネと動き回るミミズのようなこのトカゲ。前足がついており、ヘビやネズミのようにはって動いているようにも、前足で歩いているようにも見えます。
アホロテトカゲは、ミミズトカゲ亜目の中のフタアシミミズトカゲ科の種類の総称です。「アホロテ」は「ajolote」であり、メキシコサラマンダーのネオテニーつまり「axolotl(アホロートル)」と同義で、現地では「水に遊ぶ犬」という意味から「妖精」や「妖怪」といった広い意味で使われており、本種の奇異な形態からつけられた名称のようです。
フタアシミミズトカゲ科、つまりアホロテトカゲはメキシコでのみ生息が知られており、現在までに以下の4種が知られています。
なんとも気持ち悪いような可愛いような姿かたちをした奇妙な生き物でした。