米国のモーションコントロール技術メーカー「Leap Motion」は、「従来技術の200倍の精密」をうたうモーション入力デバイス「LEAP」を発表しました。この製品は、USB接続する小さな箱状で、ノートやデスクトップPCの手前に置くことにより、上方8立方フィートの範囲で精密なモーション認識を可能にします。
プロモーション動画では、手の指やペンの動きに合わせて画面が動いていることが確認できます。また、縦方向、横方向だけではなく、奥行きまで認識することができるため、3次元的・立体的に操作することが可能とのこと。
その精緻な操作性と機能は以下のようになっています。
・1/100ミリ単位の動きまで認識可能。
・両手と10本の指をそれぞれ独立して同時に認識。
・指先でピンチズームなどのジェスチャ操作が可能。
・指だけでなくペンなどのオブジェクトも精密に捉え、ペン先で文字が書ける。
・従来技術との差は、「腕を振ってスワイプ入力」と「指先でサイン」の差。
・マウスやタッチスクリーンより正確で素早く、キーボード並みに確実。
最初に市販されるLEAPデバイスはPC向け・デスクトップ操作向けのUSB接続品であるものの、中核となるソフトウェア技術は「スマートフォン、タブレット、自動車そして冷蔵庫」を含む幅広い機器に組み込み可能とされています。
Leap Motion はPC用LEAPデバイスの市販をこの冬に予定しており、現在は69.99ドル(約5600円)で限定数の予約を受付中。また開発者にはSDKのリクエストを受け付けており、サードパーティーが開発したLeap活用アプリのプロモーションやマネタイズのためのプラットフォームも提供する予定です。