日常生活を送る中で、人間は多くのものを知らず知らずのうちに無駄にしています。それは呼吸にもいえます。
まるでダース・ベイダーのようなマスクですが、このマスクは呼吸によって発電するハイテクマスクコンセプト「The AIRE Mask」です。息から発電した電気エネルギーで「iPhone」を充電できてしまう未来が来るかもしれません。
この「The AIRE Mask」コンセプトは、工業デザイナーのJoao Paulo Lammoglia氏が考え出したもので、呼吸によって起こる空気の対流でタービンを回し、電気を起こすというものです。また、ここで発生した電気はiPhoneに充電される仕組みとなっており、寝ている間や走っている間に充電できてしまうといいます。
どう考えても息がしにくく、発電量が足りるのかはかなり疑問です。
しかし、Lammoglia氏は、大量消費傾向が続く現代社会において多くのガジェットは生活を豊かにする反面、電気エネルギーを大量消費する傾向にあるといいます。また、それらの電気エネルギーの多くは非再生可能エネルギーだとも指摘します。
「The AIRE Mask」コンセプトが実現するかどうかは別として、Lammoglia氏が言うように便利なアイテムが増えることで、より無駄な消費が加速しているといえるかもしれません。この「The AIRE Mask」は、そんな現代人への警告としても見ることができるかもしれませんね。
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