2012年には人類が滅亡するという予言もされていますが、2012年になって早々、世界中で動物たちの謎の大量死事件が発生し大きな波紋を呼んでいます。
ノルウェーの海岸では死んだニシン20トンが海岸に打ち上げられ、アメリカのアーカンソー州にあるビーブという町では、1平方マイル(約2.6平方キロメートル)の範囲だけで5000羽程度の死んだクロドリが見つかり、アーカンソー川では10万匹の魚の死骸が発見されました。
ノルウェーの魚の大量死については現在調査が進められていますが、住民によるとこういった現象は1980年代にも起こっているといいます。
専門家などの仮説によると、「浅瀬に閉じ込められたニシンが川から流れ込んだ淡水の影響で死んだ」「捕食者から逃げたことと潮の影響で打ち上げられた」「嵐で打ち上げられた」などの意見が出ています。
海洋研究所のイェン・スクリスチャン・ホルスト氏は、「いくつかの要因が重なった可能性がある」と述べ、現在、病気などの可能性も視野に入れて調べているといいます。
また、アメリカ・アーカンソー州では年末から1月2日にかけてクロドリの大量死が発見されており、こちらは花火が原因で死亡した可能性が指摘されています。さらに、魚の大量死については病気などの可能性が指摘されています。
先月には、アメリカ・ニューイングランドのグレンイネスでも、崖下に25頭の馬が落ち死んでいるのが発見されており、年末から年始にかけて動物の大量死事件が世界各国で見つかっているようです。
これらの大量死事件に、「2012年には人類が滅亡する」というマヤの予言を信じている人からは、「やはりきたか・・・」といった反応が起こっており、これらの事件を何かの前兆と見る動きも起こっているようです。
アメリカ・アーカンソー州のクロドリに関するニュース