簡易ベッドに横たわった1人の女性のように見えますが、この女性はロウソクでできています。リアルな女性の形のロウソクに火を灯すと何ともいえない怪しさが漂うアート空間となります。
この女性ロウソクは、身に着けているドレスやスカートだけでなく枕カバーまでもがすべてロウソクできています。
このリアルな女性ロウソクアートはオランダ、アーネムで毎年開催されている「アーネムモードビエンナーレ」というイベントの出展作品です。
火を付けると不気味さを増しますね。
ここからは、今年イタリアで行われた「ヴェネツィアアートビエンナーレ」というイベントで出展された作品です。
制作者はスイスの現代美術家のウルス・フィッシャーさん。16世紀の彫刻を等身大サイズでロウソクにしてしまった作品や、ジャケットを着た男性のロウソクアート、イスなど幅広いものをロウソクで再現しています。
さっきの作品とは違い、こちらの作品は火を灯すことでなんだかコミカルな感じがします。
ロウソクアートは火を付けて溶けていく様子をひっくるめて1つの芸術といえるものですね。同じリアルなロウソクでもここまで違った印象を与えるのがこのアートの奥深さを物語っています。