地球に降り立つ最初の宇宙人が、映画「E.T.」に出てくるETのように友好的であることを望む人とってはショッキングなニュースかもしれません。
NASAの科学者によると、もし宇宙人が地球に来た場合、温室効果ガスなどで汚染された地球や、環境をコントロール出来なくなった人間にうんざりして根絶やしにする可能性があると発表しました。
自分を守るために人類を根絶やしにしようと考える宇宙人は、先制攻撃を仕掛けることができるため人類は滅亡するといいます。しかし、NASAの科学者は人類が生き残れる可能性が1つだけあるとします。それは宇宙人が人類を奴隷化、家畜化するという選択をした場合とのことです。
現在NASAとペンシルバニア州立大学は共同で、人類と宇宙人が接触した際に起こる可能性があるシナリオを研究しています。
人類にとって有益なパターン
・微生物などのような形の宇宙人で人類が検出するような場合
・科学技術を教えてくれるなど人類に協力的な宇宙人の場合
・人類の進歩を監視するだけの宇宙人の場合
人類にとって中立的なパターン
・人類に発見されないように隠れて、もしくは遠くから観察される場合
・人類を見つけても相手にすらされない場合
人類にとって有害なパターン
・意図的に人類を奴隷や家畜にして搾取する場合
・意図せずに、病気、コンピュータウイルス、カルチャーショックなどによって人類が損失を受ける場合
以上のシナリオが考えられています。
科学者は、人類にとって有益なパターンの場合、貧困や飢餓、病気など人類が抱える多くの問題を解決するための情報を宇宙人と交換できたり、宇宙人の技術から新技術などを学ぶことができるとしています。
中立的な場合では、通信することすら出来ないため何もできなかったり、宇宙人たちが加盟している「宇宙連盟」に参加して面倒な人付き合いをしなければならないかもしれないようです。また、映画「第9地区」のように宇宙人の世話を焼いてやることになるかもしれません。
有害なパターンでは、映画「インディペンデンス・デイ」のように戦争をしなければならないといいます。
科学者は、温暖化によって大気の循環システムが大きく変化していることで、人類の文明の拡大が宇宙人に検出されやすくなっており、さらに上記のシナリオは人類の発展に制限を与える要素になり、温暖化自体が生態系に負荷を与えているといいます。これらのことを回避するためには温室効果ガスの削減が重要だと指摘しています。
ちょっと馬鹿げた話のようですが”想定外”のことを想定しておくことは必要であり、科学者が温暖化が人類に思わぬ結果をもたらす可能性があることを暗喩的に示唆しているようにも思えますね。