グーグルがアマゾンに侵攻を開始したようです。
アマゾンと言っても、ネット通販のアマゾンを買収するなんて話ではありません。
グーグルが運営する街中を撮影・公開する”ストリートビュープロジェクト”がアマゾン川と熱帯雨林の撮影を開始しました。悪名高い360°を見渡せるカメラを搭載した自転車をボートに載せてアマゾン川周辺の地域を撮影していくということですが・・・・もはやストリートではありません。
今回の撮影では地元住民らの協力によって行われます。
ストリートビューではすでに、イギリスのストーンヘンジのハイキングコースやカナダのウィスラーマウンテンのスキーコースなどを見ることができます。
プロジェクト第一弾では、マナウス近くのTumbira集落からアマゾンの主要都市テラプレータまでを、リオネグロ川の支流30マイル(約48km)を下りながら撮影しました。
これまでストリートビュープロジェクトは住民のプライバシーの問題から世界中で論争になっています。事実ドイツ、インドオーストラリアは一切の撮影の禁止を求めています。
しかし、アマゾンでは歓迎されているようです。
アマゾンでの今回のプロジェクトでは、アマゾンの持続を推進する財団も協力しており、財団の関係者は自社のブログに”世界にアクセスする文化が無いアマゾンの先住民にとって、このプロジェクトは彼らの人口問題の啓蒙にもなる”と綴りました。
また、このプロジェクトに協力した地元住民が仕事を続けるために住民らにカメラの使い方を教えた後、使用した機材の一部は寄贈されといいます。
今後、寄贈される機材によって世界とアクセスする術を持たなかった先住民たちの生活や文化が多くの人々に知られることが期待されます。