最近では、さまざまな効果が発見されている緑茶ですが、どうやら頭が良くなるという素晴らしい効果まで存在していたようです。中国の最新研究によると、緑茶には脳細胞の成長を促す化学物質が含まれていることが分かりました。
中国・重慶になる第三軍医大学の研究によると、緑茶にはカテキンの1種「EGCG」が含まれているといい、この物質が脳内にある神経細胞の成長を促すことが判明したといいます。この神経細胞は「神経前駆細胞」というもので、幹細胞のようにさまざまな細胞になる可能性を秘めた細胞です。
「EGCG」による「神経前駆細胞」の増大は、脳の短期から長期の記憶力に大きな影響を与えます。マウスを使った迷路を覚えさせる実験では、普通のマウスは迷路を7日間で覚えましたが、「EGCG」を与えたマウスは迷路を3日間で覚えました。このことから、「EGCG」は物体認識や空間認識の記憶能力を向上させることが分かりました。
今回の発見から研究者は、「EGCG」を含む緑茶を飲むことで認知症や記憶喪失などの病気を予防・治療できる可能性があると結論付けました。
ゲーム脳も緑茶で直るのかな。