サンフランシスコ地震とは、1906年4月18日早朝、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ周辺を襲った、およそマグニチュード7.8と見込まれる大地震です。今回は、そんなサンフランシスコ地震後に撮影された写真と現代のサンフランシスコを合わせた融合写真25点をご紹介します。
サンフランシスコ地震の震源はサンフランシスコの近くを通るサンアンドレアス断層。地震及びその後の火災は、ハリケーン・ガルベストン及びハリケーン・カトリーナなどと並び、アメリカ合衆国の歴史の中で主要都市で起こった最も被害の大きい自然災害の1つとなりました。
サンフランシスコ市内では充分な耐震強度を備えていなかった建造物の多くが倒壊し、少なくとも50ヶ所で火の手が上がりました。水道管が破損していたため満足な消火活動を行えず、火災は3日間燃え続けました。陸軍は残っている建造物をダイナマイトで爆破して防火帯を作ったといいます。
当時のサンフランシスコの人口約40万人に対し、死者は公式発表によれば約500人。後年の研究では約3千人とされており、また22万5千人が家を失いました。