地上絵といえばペルーにある「ナスカの地上絵」が有名ですが、中東でも謎の地上絵が発見されました。
この絵はグーグルアースなどの衛星・航空写真によって発見されたもので、車輪のような地上絵がシリア、サウジアラビア、ヨルダンなどにまたがっていることが確認されました。
専門家によると、この地上絵は約2000年前に制作されたもののようで、サウジアラビア、ヨルダン、リビア、エジプト、イスラエルなどにいる現地の遊牧民の間では「古代人の作品」と呼ばれています。また、この地上絵はかなり古い時代の石造りの構造であるといいます。
この地上絵は、これまでいったい何のために作られたのか知られていないまま、数千年にわたって多くの人々が地上絵の上を歩いていたようです。
この地上絵は、1927年にイギリス空軍パイロットのパーシー・メイトランド中尉によって発見されていましたが、全容が分かったのはグーグルアースを利用した研究が始まってからでした。
「円」「蛇行した線」「まっすぐな線」などの形をしたこれらの地上絵が、いったい何を表しているのかについては、はっきりと分かっていないようです。
まさか、グーグルアースで遺跡が発見されるとは思いませんでした。案外グーグルアースで調べてみれば、まだ見つかっていない遺跡が発見できるかもしれませんね。