王子様にキスをされることで100年の眠りから目覚めるおとぎ話『眠れる森の美女』は有名ですが、そんなおとぎ話をテーマとして奇妙な展示物がウクライナの美術館で公開され話題となっています。この展示では実際に美女がベッドで眠りについており、訪れた男性客がキスをして目覚めれば、美女と結婚しなければならないというものです。
この奇妙な展示は、ウクライナの国立美術館で公開されており、カナダ人アーティストのタラス・ポラタイコ(Taras Polataiko)氏が企画したものです。
美女役の女性は、美術館のベッドで3日間にわたって「狸寝入り」をしています。そこに訪れた独身男性客は、美女にキスをします。その際に、もしキスで美女が目覚めれば男性は美女と結婚しなければなりません。
独身男性が美女とキスをするためには要件があり、18歳以上で本当に美女と結婚する意志があるものだけだとされています。さらにキスをする前に、契約書にサインを求められます。
現在までに美女へのキスを試みたのはたった1人ですが、美女は目覚めていないとのこと。男性は「私は彼女に目覚めてほしいと思いましたが、それは美女の美しさよりも興味深いものがあると思ったからです。しかし、本当のところはわからないのです。本当に結婚するとなれば大変なことですが、結婚とはそんなものでしょう」と語りました。
この展示は、8月22日~9月9日まで行われるとのこと。どうしても美女と結婚したい方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。