アメリカ人歌手ティム・ストームスさんが、「世界で一番低い声」の持ち主として2度目のギネス世界記録への登録を果たしました。声域の高低の域はなんと10オクターブもあるといい、ピアノにして2台分に及ぶといいます。驚くべき「世界一低い声」をお聞きください。
ティム・ストームスさんは世界一低い声を出せる人物で、本人によると「ピアノを2つ並べた一番左側あたりが僕の出せる一番低い声かな」とのこと。
さらにティムさんはもう1つ、驚くべき世界記録を持っています。その世界記録とは、10オクターブもの音域を出すことができるというもの。有名歌手マライア・キャリーを5オクターブも上回るというこの声は、あまりに低すぎてに人間には聞き取れないといいます。また非公式ですが、今年3月には12オクターブもの音域を達成したいい、この声は動物の中でもゾウにしか聞こえないといいます。
このありえない低音ボイスは、あるコンサートで出会った耳鼻科の専門家から声に対して生物学なアプローチの仕方を学んだことにあるそうです。
この低い声について、音の専門家である日本音響研究所の鈴木松美所長は「これは(過去に)類がないと思います。こんな低い声を分析したのは初めてです。十数万人分析してますけれども初めて。音域が驚異的。普通の人は2~3オクターブでしょうね。下の声が出ないと10オクターブは出ないんです」と語りました。
女性は、男性の低い声にクラっとやられてしまうと言いますが、ここまで低い声が出せればモテモテになれるかもしれませんね。
低いとマライアみたいなインパクトは無いのが残念