女子三段跳びギリシャ代表のパラスケビ・パパフリストゥがツイッターで差別発言を書き込みロンドン五輪の出場が取り消されましたが、同じような事態が再び発生しました。
ロンドン五輪サッカースイス代表のミシェル・モルガネッラが、ツイッター上で韓国代表の選手に対する人種差別的な書き込みをして、強制帰国処分となりました。同代表の役員が30日、明かしました。
モルガネッラは29日に行われたグループリーグで韓国に1-2で敗れた後、韓国代表チームと同国民の尊厳を侮辱する内容をツイッターに書き込みました。同ツイートはその後削除されました。
騒動の発端は、韓国-スイス戦でモルガネッラが韓国のパク・チュヨン選手にファールされ、パク・チュヨン選手がイエローカードを受けたことに始まります。これに対し、モルガネッラが大げさに演技をしたと韓国のネットユーザーが激怒し、モルガネッラのフェイスブックに抗議コメントを次々と書き込んだといいます。
この後、モルガネッラは韓国代表チームと同国民の尊厳を侮辱する内容をツイッターに書き込みました。
問題とされるシーン
これを受けてスイス代表団の代表は「ミシェルはツイッターで故意に暴言を吐き、公に謝罪も行ったが、スイス五輪委員会とスイス・サッカー協会はモルガネッラに最大限の罰を下すことが適切だと判断した」とコメントしました。
イタリア・セリエAのパレルモに所属し、ディフェンダーを務める23歳のモルガネッラは、五輪におけるツイッターへの書き込みで処罰を受けた2人目の五輪選手となりました。
25日には女子三段跳びギリシャ代表のパラスケビ・パパフリストゥがツイッターにギリシャ国内に住むアフリカ移民に対する差別発言を書き込み、同国五輪代表から除名されています。