アメリカのソーシャルゲーム最大手のジンガが25日発表した4~6月期決算は、最終損益が2281万ドル(約17億8000万円)の赤字(前年同期は139万ドルの黒字)でした。新作ゲーム投入の遅れなどが響き売上高が前年同期比19%増の3億3249万ドルにとどまり、研究開発費などの増加が利益を圧迫しました。
また、この発表を受けて時間外取引で株価が40%以上下落しています。
実質1株利益は0.01ドル(前年同期は0.05ドル)でした。売上高、1株利益ともに市場予想を下回りました。さらに2012年12月期通期の業績予想を下方修正したことも嫌気され、25日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値より42%安い2.93ドルまで急落しました。
同社のゲームの主要配信先であるフェイスブックの制度変更も響き、ゲームの売上高は前年同期比10%増の2億9154万ドルにとどまりました。一方、研究開発費は同79%、販売マーケティング費は同47%増えるなど経費が大幅に増え、利益を押し下げました。
フェイスブックが苦戦しているため、ジンガもその影響を受けているようですね。