人型ロボット、インターネットの原型であるARPANET、全地球測位システムのGPSの開発などの開発で知られるアメリカ国防総省の機関「国防高等研究計画局(DARPA:ダーパ)」が、音で炎を消し止めるという画期的な最新技術を開発しました。驚くべき消火システムをご覧ください。
こちらが実験映像。炎の左右に置かれたスピーカーから発せられた音によって炎の勢いが弱まり、最終的には鎮火していることが確認できます。
説明によると、音によって空気の流れるスピードを加速させて炎を拡散。大きく広がることで炎自体の温度が低下して火が消えるようです。
この実験では、炎を消すための周波数にセットされたスピーカーから炎に向かって音を発しただけだといいます。
こちらは電磁場と音響技術によって炎を消す実験映像。空気の振動によって炎が弱まり消えるようです。簡単に説明すると、炎を外向けに拡散させるような風が発生することで炎が極端に大きく広がり温度が低下、結果的に鎮火します。
この技術が確立、普及すれば、音を鳴らすだけで瞬時に火災を消し止めてしまう防火システムも作れるかもしれませんね。将来の消防車や消火器には、大きなスピーカーが搭載されているかもしれません。